418:鬼女の生活|スカッとする話まとめ 2013/05/30(木) 15:37
「私は同居で辛い思いしたから、あんたたちは別に居を構えなさい」なんて言ってたくせに、
毎週末呼びつけては家事をさせマッチ箱の隅をつつくようなイヤミを言うトメ(姑)。

相談しても「あーわかったよ!みんな俺が悪いんだな!」と意味不明なキレ方をするエネ夫。

ふんぞり返ってリビングでテレビ見てる基本空気ウト(舅)。

そんな義実家には末っ子長女のコトメ(義妹)がいる。
結婚式で顔を見た程度だが、兄貴である旦那にそっくりだった。
ウトの母は女の子に恵まれなかったので、コトメは蝶よ花よと育てられたらしい。

一族でも待望の女の子を産んだトメはトメで、
コトメ自慢がまぁウザイことウザイこと。
「コトメちゃんは、私が仕込まなくても、いつの間にか家事をやってたのに…ね~ぇ?(といいながら私をニヤニヤ見る)」

「コトメちゃんは、世界的大企業の役員の妻なのに、旦那さんに頼りきらないで、しっかり働いてるのに、ねry」
やめたんじゃなくて産休だと何度言えばry

というわけで、ろくに話したこともないコトメのイメージは最悪だった。




そんなコトメが、地元の友人の結婚式に参列するので帰省するとかで、トメは大張り切りで、身重の私をこき使う。
「私が作ったのじゃないと食べない」らしい茶碗蒸しの下ごしらえを嫁がしていると、台所にひょっこり顔を出す、顔が旦那の女性が。

コトメだとすぐ分かった。
「おかーさーん、誰かお客さん来てるの?」


419:鬼女の生活|スカッとする話まとめ 2013/05/30(木) 15:38
台所にいる女性=母と思ったのか、私とトメを間違えるコトメ。

ふっと目が合って、私のお腹と、下ごしらえ中の鶏肉とを見比べて、見る見るうちにコトメの顔が青くなる。

「ちょっと!~(トメの名前)さん!」
コトメの声に、のんびり二階から降りてきたトメ。

「ごめんねぇコトメちゃん。茶碗蒸し、私のじゃないと嫌でしょう?でも、嫁子さんがどうしてもって~」

「言うわけないでしょ?何で身重の義姉さんが、うちの台所で一人仕事してんの?」
トメ、ここでコトメが自分の味方でないことに気づく。

「え、だ、だって」

「嫁いびりのために、孫も頃せるんだ、すごいね」

うろたえるトメに、トメそっくりの嫌味を冷たく言い放つと、そのままリビングへ進軍するコトメ。
そこには、のほほんとテレビを見てる旦那とウトが。
「何テレビ見てんだ!このマザコン!義姉さんに無理させて!誰のせいで義姉さんが苦労してんだ!」

「え?な、なに…」

「誰が義姉さんのお腹大きくしたんだ!答えろ!」
キレてる口調が旦那そっくりのコトメ。

仲裁しようとするウトには
「お父さん、私が嫁ぐとき、旦那君に言ったよね?
『結婚したら、親より妻を優先しろ。妻が君の家族なんだから』って。目の前に、女房ないがしろにしてる息子がいるんだけど?無視ですか?」

「え、いや、その…」

「ハイかイイエで答えろっ!」

コトメ無双は留まることを知らず、
最終的には
「頭冷やして来い!」とウトメと旦那を追い出してしまった。


420:鬼女の生活|スカッとする話まとめ 2013/05/30(木) 15:39
静まり返る義実家。
そこでふと我に返ったのか、途端に私にペコペコと謝り始めるコトメ。

両親と兄が無礼をしていたこと、妊婦さんの前で汚い言葉で怒鳴り散らしたこと、
今まで何も気づかず、助けてあげられなかったこと等々。

コトメさんをなだめて、二人で仲良く茶碗蒸し作りを再開。
二人で食べた。ウマー。

アドレス交換をする際に、ちょっと恥ずかしそうに
「あの…『ねえさん』って呼んでも良いですか?」って聞いてきたコトメちゃんが超可愛かった。顔は旦那だけど。

私はそのまま家に送ってもらったけど、その後さらにコトメちゃんは〆あげたらしく、
ジャイアンだった旦那が、ベンゾウさんみたいになって帰ってきた。

トメさんも、憑き物が落ちたかのようで、
後日家に来て「私も同居で苦労したのにねぇ…本当にごめんなさい」と、謝罪された。
以後関係は良好。

コトメさんには、一生付いていこうと思った。


425:鬼女の生活|スカッとする話まとめ 2013/05/30(木) 17:00
ちょっと泣きそうになった。
いいコトメさんでよかったね


429:鬼女の生活|スカッとする話まとめ 2013/05/30(木) 23:04
顔は旦那だけど に吹いた
いいコトメさんだ
gj


430:鬼女の生活|スカッとする話まとめ 2013/05/31(金) 05:58
>顔は旦那だけど。
そこはいいだろww


435:鬼女の生活|スカッとする話まとめ 2013/06/01(土) 09:31
いっぱいレスがついてる、ありがとうございます。

コトメちゃんは、目と口が旦那そっくりで、話し方も、トメと旦那ミックスしたような口調。
絶対血が繋がってるよね!一緒に育ったんだよね!って感じなのに、ものすごくいい子。
「義姉さん、義姉さん」って慕ってくれて、今や旦那より仲良いかもw

(当時)俺様でどうしようもない旦那と同じ顔と話し方で、〆あげてる様が、すごく衝撃的だったんだ。
結婚式で見たときと違って、もっとラフな格好してたから尚更旦那に似てて。
「旦那が旦那に説教してる!?」みたいな錯覚起こして、ちょっと混乱したよ。

今は良い嫁キャンペーンも終わり、言いたいことは言って、グズグズするようなら「ハイかいいえで答えろ!」と言ってますw

長々と失礼しました。
ブタゴリラの母似の名無しに戻ります。



義理家族に誰かが言ってスカッとした一言 その20