ほんのりと怖い話スレ 124
656:鬼女まとめ 2017/07/08(土) 23:59 ID:qTNxkI3TO
大学の夏休みの話
7月中旬、実家に帰省する日取りを家族LINEで話して、7月の終わりごろに帰るという話になった
別の大学に通うつ上の兄も同じ時期に帰るということで、話はまとまった筈だった
でも、その帰る予定の前々日に兄から「やっぱり少し遅くなる。お盆に帰る」って連絡が入った
自分は兄と違ってまだ研究室にも配属されていなかったから、兄が帰って来るまで実家でのんびりしてようと思っていた
そして、実家に帰ってからちょっとして、警察から電話が来た
7月中旬、実家に帰省する日取りを家族LINEで話して、7月の終わりごろに帰るという話になった
別の大学に通うつ上の兄も同じ時期に帰るということで、話はまとまった筈だった
でも、その帰る予定の前々日に兄から「やっぱり少し遅くなる。お盆に帰る」って連絡が入った
自分は兄と違ってまだ研究室にも配属されていなかったから、兄が帰って来るまで実家でのんびりしてようと思っていた
そして、実家に帰ってからちょっとして、警察から電話が来た
兄のものと思われる遺体が山中から発見されたとのことだった
兄は趣味で自転車に乗っていて、下り坂でカーブを曲がりきれず、そのままガードレールを越え、自転車ごと崖から落下したのがタヒ因らしい
人通りも多いとは言えない山中での事故ということもあり、発見も遅れたようだ
少なくともタヒ後一週間は経っていると言われた
その時の俺は、身近な家族のタヒということもあり、少なからず動揺していた
兄は俺と違って明るく、人を楽しませるのが得意な人だった
喧嘩もよくしたが、何だかんだで兄とふざけて笑いあっている時間の方が多かった
そんな兄がタヒんだというのが、なぜかとても遠くで起きたような出来事に思えて、「ああ、これが実感がわかないってことなんだな」ってどこか他人事のように思っていた
兄の葬儀でも驚く事があった
兄の友人がかなり大勢集まって来たからだ
兄と同年代ならばちょうど大学の夏休みだし、親同士の繋がりもあっただろうが、兄のタヒを聞いてこんなに多くの人が来るとは正直思わなかった
それくらいでようやく、俺自身も兄がタヒんだということを実感し始めていた
兄は趣味で自転車に乗っていて、下り坂でカーブを曲がりきれず、そのままガードレールを越え、自転車ごと崖から落下したのがタヒ因らしい
人通りも多いとは言えない山中での事故ということもあり、発見も遅れたようだ
少なくともタヒ後一週間は経っていると言われた
その時の俺は、身近な家族のタヒということもあり、少なからず動揺していた
兄は俺と違って明るく、人を楽しませるのが得意な人だった
喧嘩もよくしたが、何だかんだで兄とふざけて笑いあっている時間の方が多かった
そんな兄がタヒんだというのが、なぜかとても遠くで起きたような出来事に思えて、「ああ、これが実感がわかないってことなんだな」ってどこか他人事のように思っていた
兄の葬儀でも驚く事があった
兄の友人がかなり大勢集まって来たからだ
兄と同年代ならばちょうど大学の夏休みだし、親同士の繋がりもあっただろうが、兄のタヒを聞いてこんなに多くの人が来るとは正直思わなかった
それくらいでようやく、俺自身も兄がタヒんだということを実感し始めていた
657:鬼女まとめ 2017/07/09(日) 00:01 ID:RNMMneBiO
葬儀も終わって、日が過ぎて、少し落ち着いた頃
ふと兄の最後のLINEを見て違和感を感じた
あの時はなんとも思わなかったが、医者の言うタヒ亡時期よりも明らかに後になって送られてきているのだ
タヒんだ兄が送ったLINE?
まさか
いや、だとしても盆に帰るってなんだ?帰って来られないだろもう……
両親は気づいていないようだし、特に母親は兄のタヒで少しおかしくなっていたから、自分もあまり深く考えないようにしていた
お盆になって、母は「兄ちゃんいつ帰ってくんのやろね」とか言い始めた
俺も親父も、「兄貴はタヒんだやろ。もう帰ってこん」なんて言えなかったから、適当にはぐらかしていた
その頃にはもう兄を失った喪失感よりも、母親の心配の方が大きくなっていた
そのうち、俺も親父も知らないところで兄の後を追うんじゃないかという漠然とした不安があった
そんなある日の深夜
そう、深夜だ
突然家のチャイムが鳴った
こんな時間にいったい誰だと顔を見合せる俺と親父
少し間があって
「ただいまー」
と、間の抜けた「兄の声」が聞こえた
ふと兄の最後のLINEを見て違和感を感じた
あの時はなんとも思わなかったが、医者の言うタヒ亡時期よりも明らかに後になって送られてきているのだ
タヒんだ兄が送ったLINE?
まさか
いや、だとしても盆に帰るってなんだ?帰って来られないだろもう……
両親は気づいていないようだし、特に母親は兄のタヒで少しおかしくなっていたから、自分もあまり深く考えないようにしていた
お盆になって、母は「兄ちゃんいつ帰ってくんのやろね」とか言い始めた
俺も親父も、「兄貴はタヒんだやろ。もう帰ってこん」なんて言えなかったから、適当にはぐらかしていた
その頃にはもう兄を失った喪失感よりも、母親の心配の方が大きくなっていた
そのうち、俺も親父も知らないところで兄の後を追うんじゃないかという漠然とした不安があった
そんなある日の深夜
そう、深夜だ
突然家のチャイムが鳴った
こんな時間にいったい誰だと顔を見合せる俺と親父
少し間があって
「ただいまー」
と、間の抜けた「兄の声」が聞こえた
658:鬼女まとめ 2017/07/09(日) 00:03 ID:RNMMneBiO
聞き間違えではなかった
俺も親父もびっくりして固まっていた
ただ母親だけ「兄ちゃん帰ってきたん?」とか言いながら玄関に向かおうとした
親父が慌てて止めて、俺も母親を抑えるのに荷担する
母親は「○○(兄の名前)が帰って来たやん!帰って来た!!」とか泣き叫びながら暴れるものだから大変だった
正直、今外にいるのは何なのかを考えるのは忘れていた
そのうち親父が「○○!お前はタヒんだだろ!何しに来た!!」と大声で怒鳴った
母親も暴れるのをやめて、廊下に座り込んでただ泣いていた
暫く、母親のすすり泣く声だけが聞こえて、少し間が空いたあと
「いや……お盆だから……」
と
何とも兄らしい、すっとぼけた答えが返ってきた
母親も泣き止み、俺も親父もぽかーんとして
そしたら「ごめんな」って声を最後に、もう兄は何も言わなくなった
俺も親父もびっくりして固まっていた
ただ母親だけ「兄ちゃん帰ってきたん?」とか言いながら玄関に向かおうとした
親父が慌てて止めて、俺も母親を抑えるのに荷担する
母親は「○○(兄の名前)が帰って来たやん!帰って来た!!」とか泣き叫びながら暴れるものだから大変だった
正直、今外にいるのは何なのかを考えるのは忘れていた
そのうち親父が「○○!お前はタヒんだだろ!何しに来た!!」と大声で怒鳴った
母親も暴れるのをやめて、廊下に座り込んでただ泣いていた
暫く、母親のすすり泣く声だけが聞こえて、少し間が空いたあと
「いや……お盆だから……」
と
何とも兄らしい、すっとぼけた答えが返ってきた
母親も泣き止み、俺も親父もぽかーんとして
そしたら「ごめんな」って声を最後に、もう兄は何も言わなくなった
659:鬼女まとめ 2017/07/09(日) 00:04 ID:RNMMneBiO
そのあと親父が玄関から外を確認したけど、誰もいなかった
部屋に戻ったら、母親だけじゃなくて親父も泣き出した
タヒんだあともわざわざ実家に顔を出しに来るとは、あいつらしいとか言いながら泣いていた
その日の夜、夢に兄が出てきた
細かい内容はもう覚えてないが、何故か実家でなく俺の部屋で話をしていたこと、茄子(多分精霊牛?)の話をしたことは覚えている
翌朝両親にその話をしたら笑われた
それからは母親も元の調子に戻り、俺も安心して大学に戻ることができた
やっぱりあのLINEは「タヒんだから盆に帰ることにするわwww」という意味だったのだろうか
ともかく、今年のお盆は兄貴ように精霊牛でも作ってやろうと思う
部屋に戻ったら、母親だけじゃなくて親父も泣き出した
タヒんだあともわざわざ実家に顔を出しに来るとは、あいつらしいとか言いながら泣いていた
その日の夜、夢に兄が出てきた
細かい内容はもう覚えてないが、何故か実家でなく俺の部屋で話をしていたこと、茄子(多分精霊牛?)の話をしたことは覚えている
翌朝両親にその話をしたら笑われた
それからは母親も元の調子に戻り、俺も安心して大学に戻ることができた
やっぱりあのLINEは「タヒんだから盆に帰ることにするわwww」という意味だったのだろうか
ともかく、今年のお盆は兄貴ように精霊牛でも作ってやろうと思う
660:鬼女まとめ 2017/07/09(日) 00:07 ID:RNMMneBiO
以上
怖くはないかもしれん
ただあの時は兄貴なんかより母親の方が怖かった
盆と一周忌が近かったんで書きますた
怖くはないかもしれん
ただあの時は兄貴なんかより母親の方が怖かった
盆と一周忌が近かったんで書きますた
663:鬼女まとめ 2017/07/09(日) 00:33 ID:gKIcPc7B0
途中のくだりは猿の手ばりに怖かったけど、お母さん落ち着いてよかったね

コメント
コメント一覧 (50)
報告者は認めたくないかもしれないけど、兄がタヒぬという「いつかは来るかもしれない」とどこかで思っていた事態より、母親が狂うという想定外のことへの抵抗感の方が非日常的だったんだろうね
kijyokatu
が
しました
49日というのは生きてる者の都合で考えられたものだから関係ないのか
いろいろ疑問はあるが、悲しい話だな
母ちゃん元気を取り戻してよかった
kijyokatu
が
しました
多分、兄ちゃん的には「お盆は亡くなった人が帰ってくる→じゃあ自分もそうだからお盆に」だと思う
文章を読む限りでは四十九日のこととか仏式のあれこれのこととか考えてなさそうなお人柄じゃない?
初七日・四十九日・一周忌・三回忌…ってやっていくうちに「亡くなったこと」を消化して受け入れていくシステムになってるんだそうで、いい仕組みだなと思う(親がクリスチャンで自分はキリスト教に馴染めないし仏教徒ってわけにもいかないので宗教関連よくわからない)
kijyokatu
が
しました
とされてるから、兄貴はナスの牛に乗ってあの世行っちゃいけないんじゃないの?w
kijyokatu
が
しました
義弟の四十九日に帰省した際、法事も終わり義父母の住む実家に戻りました。
帰り着き義弟の宅に電話をしようと携帯を出したら夫の携帯からの留守電が入っていました。
法事の最中に夫が私に電話することがなかったのに変だなと留守電の内容を確認したら、法事後の私たちの会話や甥や姪が観ているテレビ放送が入っていました。
54歳で亡くなった義弟。大勢で楽しむ事が好きだった義弟。ねえさん、ねえさんと帰省するたびに本当に良くしてくれました。
きっと「俺は皆んなと一緒に楽しんでるよ」と伝えたかったのかなと…!
kijyokatu
が
しました
kijyokatu
が
しました
どれくらいタヒ亡推定日から後だったのか詳しい日数までは書かれてないけど
体温が高くなっている状態での急タヒなら
腐敗も通常より早く進んでいた(=実際のタヒ亡日は推定日よりもっと後、
LINEは実際に生前の兄が送ったもの)、という可能性も現実的にあるんじゃ?
kijyokatu
が
しました
あのくそ爺。
外で飯食いながらタヒぬとか医者も違う意味でうらやむ「タヒんだ痛みすらわからずタヒぬ」という
はた迷惑なタヒに方を25年前の夏のくそ暑い時期にしやがって。
婆に金属バットでの殴り方教えておいたから、向こうで一発殴られろっつーの。
kijyokatu
が
しました
弟「……キュウリの馬やるからもう一度出直して来い」
kijyokatu
が
しました
kijyokatu
が
しました
で思わず笑ってしまったw
kijyokatu
が
しました
的な感じだったのかなwwww
kijyokatu
が
しました
kijyokatu
が
しました
kijyokatu
が
しました
こぇぇし。
kijyokatu
が
しました
でも玄関から「ただいまー」は無いわwwwホントいいキャラしてる
kijyokatu
が
しました
kijyokatu
が
しました
kijyokatu
が
しました
次のお盆はちゃんと迎え入れてあげて。
kijyokatu
が
しました
kijyokatu
が
しました
無くて其処で寝たら夢枕に立ってたな。いや、ばあちゃん座ってたけど。
こういう話聴くとタヒ後の世界って在るのかなーと思ってしまうわ
kijyokatu
が
しました
まだこっちは脱衣所やリビングにいるから赤外線が反応する事はまず無いのに。
しょうがないからお袋が作った梅酒を仏壇にあげて、テレビ見ながら飲んだなぁ。
お盆終わったら赤外線センサーも反応しなくなったけど、記念日とかで楽しみにちびちびやってた梅酒が無くなっちまったじゃないか。お袋もどうしてくれるねん。
もう、あの味が味わえないとお盆が終わった後に葬式でも泣かなかったのに、初めて泣いたよ。
kijyokatu
が
しました
ある時、親族らしい知らない若い女性と3人で夢に出て来て、その女性がいろいろ話しかけてくれるものだから「タヒ後の世界はどんななの?」と聞いたら、三人とも急に黙ってしまって一人ずつスーッっと消えてしまった。
目が覚めて母にその知らない女性の特徴を話したら、「それお祖母ちゃんのお姉さん(若い時に病気で亡くなった)だと思う」と言われた。
その後は全くお盆になっても夢に出て来てくれなくなってしまったので、余計なことを聞くんじゃなかったと後悔している。
kijyokatu
が
しました
kijyokatu
が
しました
自分そんな面白い霊的話ないよ!
ひいばあちゃん!お盆になっても帰って来ないよ!
kijyokatu
が
しました
全社員の同じ幻聴ってどんな状態だったの?
kijyokatu
が
しました
横からスマヌ。
集団幻覚みたいなものだと思うよ。
誰かが「あそこに日本兵の幽霊が」って叫ぶとみんなそれが脳内に勝手にイメージされて、
日本兵の幽霊が見えるそうだ。
それでタイの女子校で集団パニックになったという話を聞いたことがある。
kijyokatu
が
しました
姿がこの世からなくなるのは悲しいね。お悔やみ申し上げます。
kijyokatu
が
しました
お父さんお母さんそして弟も現実を受け入れて前を向けて、お兄ちゃんは安心して逝けるんだと思った。
kijyokatu
が
しました
kijyokatu
が
しました
アッハイってなった途端に話の内容なんぞ色々頭からすっ飛んだ
嘆くご母堂がまともに落ち着けてよかったよかっためでたしめでた……し?ご冥福を祈りますってのもなんか、感覚的に違う話だな~
kijyokatu
が
しました
kijyokatu
が
しました
kijyokatu
が
しました
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